楽天ウォレットは11月3日に開催されるセミナーで、アプリ内のSHIB保有画面を提示した参加者に、金属製の柴犬コインを配布する。コインは収集・販促用の記念品で、ブロックチェーンに接続されておらず、SHIBトークンの保有を意味するものではない。発表時点でSHIBは過去24時間に2.23%下落しており、米インフレ指標が市場予想を上回ったことで、金利動向への関心が高まっている。
11月3日のセミナー会場で配布
楽天ウォレットは10月15日に企画を発表した。同社のシニアアナリスト、松田氏が、楽天証券主催の「投資アカデミー×為替経済アカデミー」に登壇する。セミナーは日本の祝日にあたる11月3日に開かれる予定だ。
参加者は当日、楽天ウォレットのブースでアプリ内のSHIB保有画面をスタッフに提示すると、記念コインの配布に参加できる。
同社がイベントで関連グッズを配布するのは今回が初めてではない。福岡でのイベントでも同様のコインを配布しており、札幌と大阪のセミナーでも実施を予定している。こうした会場での企画は、トークン保有者と直接接点を持つ機会となるほか、投資教育や為替経済をテーマにした催しで暗号資産を取り上げる取り組みでもある。
記念コインはSHIBの代替資産ではない
楽天ウォレットは2026年7月に、SHIBをモチーフにした実物の記念コインを発売した。金属製で、表面にはサンドブラスト加工が施されている。名称やデザインにShiba Inuを用いているが、ブロックチェーン上の機能はなく、送金には使えない。SHIBトークンそのものでもなく、収集品や販促品として位置付けられている。
同社の「Real Coin」シリーズには、ビットコイン、イーサリアム、XRPをテーマにしたコインもある。SHIBの追加も、暗号資産コミュニティに向けた対面での販促活動の一環だ。楽天ウォレットは4月にSHIBを取扱銘柄に加えており、その後もイベントを通じて保有者との接点を設けている。
SHIBは24時間で2.23%下落
企画の発表時点でSHIBは過去24時間に2.23%下落した。米インフレ指標が市場予想を上回り、金利が今後どう動くかに市場の注目が集まっている。ただし、SHIBの具体的な価格や取引高は示されていないため、この下落率だけで記念コイン企画が相場に与えた影響を判断することはできない。
参加者は、配布される金属製コインとアカウント上のデジタル資産を区別する必要がある。記念コインはオンチェーン残高に対応せず、SHIBの保有分に代わるものでもない。受け取りには会場で楽天ウォレットのアプリ画面を提示する必要があるが、配布数やそのほかの参加条件は公表されていない。