AI向け半導体の需要拡大を背景に、TSMC(TSM)の業績と株価に注目が集まっている。NVIDIA(NVDA)、Apple(AAPL)、AMD(AMD)などの半導体製造を担う世界最大のファウンドリーは、売上高と利益の2桁成長を続ける。2026年9月28日時点で株価は買いポイントに近づいており、業績の伸びと株価トレンドをチャート上でどう捉えるかが焦点だ。
第2四半期売上高は394億ドル、EPSは62%増
TSMCの第2四半期売上高は394億ドルで、前年同期比24%増だった。1株当たり利益(EPS)は4.22ドルと、同62%増。売上高、利益ともに2桁成長となり、AI関連半導体の受注が業績を支えている。
同社はAIアクセラレーター、スマートフォン、高性能コンピューティングなど幅広い分野の顧客を抱える。NVIDIAやAMDの先端半導体の製造需要に加え、Apple製品向けの半導体事業もあり、TSMCの業績は大手テクノロジー企業や半導体サプライチェーンの動向を測る材料となっている。
通期売上高は40%増の予想
アナリストは、TSMCの通期売上高が40%増の1,693億9,000万ドルに達し、利益は60%増えると予想している。こうした高い成長見通しは、同社の企業価値や株価を評価する際の前提にもなっている。
ただし、利益予想だけで株価の方向が決まるわけではない。実績が市場予想に届くか、上昇トレンドを保てるか、出来高や値動きがチャート上のシグナルを裏付けているかも確認点となる。成長株としての評価とテクニカル面の動きは、あわせて見る必要がある。
買いポイント付近では値動きの確認が焦点
株価が買いポイントに近づくなか、チャートでは上昇の流れが業績成長とどう対応しているかが注目される。重要な価格帯では、株価がその水準を維持できるかが問われる。すでに株価が上昇したという事実だけで、シグナルを判断することはできない。
チャートでは価格のトレンドや重要な水準に加え、市場参加の状況を確認できる。TSMCのケースでは、業績の伸びが株価への関心を支えている一方、テクニカルなシグナルの有効性は買いポイント付近での実際の値動きに左右される。今後も業績、株価水準、チャートの変化が確認材料となる。