10月第2週は、Starknet(STRK)、LayerZero(ZRO)、NEAR Protocol(NEAR)が7日間でそれぞれ81.7%、21.7%、12.3%上昇し、CoinGeckoの値上がり上位に入りました。ただし、上昇率トップのSTRKではテクニカル指標に弱さが見られる一方、ZROは長期抵抗線を上抜け、NEARは重要なフィボナッチ水準を保っています。値上がり率だけでは分からない、3銘柄の異なる相場状況が表れています。
CoinGeckoのデータでは、Bitway(BTW)も7日間の値上がり率で2位に入りましたが、取引高が低いため、今回は重点的な分析対象から外しました。以下の価格やテクニカル水準は記事公開時点の市場状況を示すもので、その後の値動きを示すものではありません。
STRK、7日間で81.7%上昇 1億2,700万枚のロック解除へ
STRKは先週、週足ベースで約110%上昇しましたが、0.12ドル付近で上値を抑えられました。直近7日間の上昇率は81.7%に達したものの、週足のモメンタムには鈍化が見られ、急伸した値動きと短期的なテクニカル状況にずれが生じています。
週足の相対力指数(RSI)は、買われ過ぎとされる水準の77から65へ低下しました。買いの勢いが弱まりつつあることを示す動きです。また、10月15日にはSTRKが1億2,700万枚ロック解除される予定です。流通量が増えることになりますが、実際の売り圧力は、保有者が解除後にトークンをどう扱うかによって変わります。
下値では0.083ドルが注目水準です。ここを割り込む場合、次の目安は0.06ドルとなります。一方、0.12ドルを再び上回れば、0.151ドル、さらに0.181ドルが上値の目標として意識されます。直近の反発が止まった0.12ドルを回復できるかが、上昇基調の再開を見極めるポイントです。
ZRO、2.19ドルを上抜け 3ドルに近づけるか
記事公開時点のZROは2.40ドルで取引され、過去24時間で17.8%、7日間で21.7%上昇していました。価格は重要な抵抗線とされてきた2.19ドルを上抜けています。この水準は1年以上にわたり反発を何度も阻んできたため、上抜け後に維持できるかが短期的な焦点です。
2.19ドルを上回る水準を保てれば、次は3ドルに向けた上昇が続くかが注目されます。反対に、同水準を下回れば、今回の上抜けが定着するかは改めて見極める必要があります。7日間の取引高も増加していますが、具体的な数値は示されておらず、買いが続くかどうかを判断する材料は限られています。
NEAR、0.618フィボナッチ水準を維持 次の目安は6.66ドル
NEARの7日間の上昇率は12.3%と、3銘柄の中では最も小幅でした。一方で、価格は重要なサポート水準の上にあります。0.618フィボナッチ水準を維持しており、上値の次の目安として6.66ドルが挙げられています。
このフィボナッチ水準を保てるかどうかは、現在の相場の評価を左右する要素です。サポートを下回れば、短期的な値動きの構造が変わる可能性があります。記事ではNEARの具体的な現値や、サポートに対応する価格は示されていないため、6.66ドルは突破が確認された水準ではなく、上値の目標として扱う必要があります。
上昇率だけでは測れない3銘柄の違い
3銘柄の状況は、7日間の上昇率だけでは捉えきれません。STRKは値上がり率で先行する一方、RSIが低下し、トークンのロック解除も控えています。ZROは反発を繰り返し阻んできた2.19ドルを上抜けました。NEARでは、0.618フィボナッチ水準を維持できるかが主な焦点です。
値上がり率に加え、取引高や抵抗線、トークン供給の変化を合わせて見る必要があります。いずれか一つの指標だけで、上昇が続くかどうかを判断することはできません。