サムスンGalaxy Z Fold8がiPhoneユーザーの乗り換えを加速
2023年9月、アップルが初の折りたたみスマホ「iPhone Duo」を発表したことで、市場はサムスンの折りたたみスマホ市場に与える影響に注目が集まっています。サムスンが公開した最新のGalaxy Z Fold8シリーズの販売データによると、iPhoneからの乗り換えが過去最高を記録し、前世代のFold7およびFlip7に比べて1.6倍のユーザー流入を達成しました。
サムスンの内部資料では、Galaxy Z Flip8のユーザーの約30%が競合ブランドからの乗り換えであり、その多くは折りたたみスマホを初めて購入する顧客です。特に米国市場で顕著で、アップグレードされたSmart Switchツールにより、QRコード読み取りだけでiPhoneからのデータ移行が可能となり、アプリの追加インストール不要で利便性が大幅に向上しました。Galaxy Foldシリーズは2019年9月に初登場し、アップルより7年先行していることが、サムスンの折りたたみスマホ市場での優位性を支えています。
アップルiPhone Duoの特徴と市場投入戦略
アップルのiPhone Duoは、256GBモデルで1999ドルから販売を開始し、2TBモデルは最大3199ドルに設定されています。ディスプレイは7.6インチの内側画面と5.4インチの外側画面を備え、筐体素材にはチタン合金を採用。これにより、アップル史上最大の画面サイズのiPhoneとなりました。予約開始は10月16日、販売開始は23日で、米国を含む70カ国以上で展開されます。新製品は、新CEOジョン・ターナス体制下での初の大型リリースでもあります。
市場調査会社Counterpointによれば、2026年までに折りたたみスマホ市場は年平均21%の成長が見込まれており、サムスンが約32%、アップルが25%、そして中国市場では華為(ファーウェイ)が引き続き高いシェアを維持すると予測されています。
新製品発表後の株価と市場の反応
アップルは新製品発表日に株価が315.34ドルで取引を終え、0.28%の下落となりました。専門家は、アップルの過去24回の大型製品発表のうち約10回で、翌日に株価が下落するいわゆる“売り材料出尽くし”パターンが見られたと指摘していますが、多くの場合30日以内に株価が回復しています。
総じて、iPhoneユーザーのサムスン製折りたたみ機への移行傾向が鮮明になっている一方で、アップルの新型折りたたみデバイスの市場評価は今後の販売実績とユーザー受容度の動向に左右される状況です。今後も革新的な折りたたみスマホの投入により、両社の競争は一層激化するとみられます。