半導体検査装置と先進ロボットを手がける米テラダイン(Teradyne、NASDAQ:TER)は、7〜9月期の売上高と調整後1株利益(EPS)が市場予想を上回り、10〜12月期の業績見通しも予想をわずかに上回った。一方、株価は火曜日の時間外取引で7%近く下落した。市場の反応は、実績が予想を超えたかどうかだけでなく、今後の成長見通しにも左右されている。
7〜9月期の売上高は前年同期比約70%増
テラダインが火曜日に発表した7〜9月期決算は、調整後EPSが2.29ドル、売上高が13億1,000万ドルだった。FactSetがまとめたアナリスト予想の平均は、調整後EPSが2.09ドル、売上高が12億7,000万ドルで、いずれも実績が上回った。
前年同期は調整後EPSが0.85ドル、売上高が7億6,900万ドルだった。発表値を基にすると、調整後EPSは1.44ドル増え、売上高は約70%増加した。同社は半導体や電子製品の設計・製造向けに検査ソリューションを提供しており、今回の決算には検査装置事業の四半期業績が反映されている。
10〜12月期見通しも市場予想を小幅に上回る
テラダインは10〜12月期について、調整後EPSを2.10ドル、売上高を13億ドルと予想した。市場予想は調整後EPSが2.07ドル、売上高が12億7,000万ドルだった。前年同期の実績は調整後EPSが1.80ドル、売上高が10億8,000万ドル。
売上高、調整後EPSとも会社見通しは市場予想をわずかに上回った。ただし、受注や事業別の需要、通期業績について経営陣が追加で説明した内容は示されていない。予想との差は小さく、この比較だけで投資家が今後の業績をどう見ているかを判断することはできない。
通常取引での上昇分を一部失う
火曜日の通常取引でテラダイン株は4.8%上昇し、323.68ドルで取引を終えた。決算発表後の時間外取引では、一時7%近く下落して302ドルを付けた。好調な実績と市場予想をやや上回る見通しに対して株価は逆方向に動いたが、発表された情報では下落の直接的な理由は明らかにされていない。
マサチューセッツ州ノース・レディングに本社を置く同社は、半導体・電子製品向け検査ソリューションのほか、協働ロボットやモバイルロボットなどの先進ロボットを製造業や倉庫運営向けに展開している。今回発表された主な数値は7〜9月期の売上高と調整後EPS、10〜12月期の業績見通しで、時間外取引での株価下落に関する追加情報は当時公表されていなかった。