ベン・デロ氏が改革英国党に多額寄付
カナダを拠点とする暗号資産取引所BitMEXの共同創業者、ベン・デロ氏は2024年4月、英国の政治団体「改革英国党(Reform UK)」に対し、二度にわたり合計400万ポンドの現金寄付を行ったことが明らかになった。この寄付額は同党が第2四半期に報告した総寄付額555万ポンドの約72%を占めている。英国選挙管理委員会は9月3日に寄付の登録情報を公表し、両寄付はいずれも4月中旬と月末に受領されている。
大口寄付の詳細と政治的な意義
具体的には4月17日に100万ポンド、4月30日に300万ポンドが革新派である改革英国党に法人の次の日に入金された。対して、同四半期における同党の他の最大寄付は18万ポンドと比較しても、ベン・デロ氏の寄付は突出している。さらに、イギリスの主要政党である保守党と労働党における同時期の最大単一寄付額と比べても、個別の寄付としては際立って大きい。保守党、労働党の寄付総額はそれぞれ420万ポンド、360万ポンドに達したものの、単一の最大寄付は約55万ポンドに収まっている。
BitMEX取引所の閉鎖計画
ベン・デロ氏は暗号資産業界での存在感も大きく、BitMEXは世界有数の暗号資産デリバティブ取引所として知られていた。公式発表によると、BitMEXは2026年9月23日に取引所の運営を終了する。この動きは業界に一定の波紋を広げており、創業者による政治団体への多額寄付と重なることから、市場関係者の関心は一層高まっている。
政治寄付の背景と今後の展望
2019年に設立された改革英国党は政治と経済の改革を主張する党であり、今回の寄付はベン・デロ氏の政治的関与や改革志向を象徴するとみられている。寄付は公式に記録されたものの、資金源の明確さと今後の使途に対しては引き続き外部からの監視が続く見込みだ。また、BitMEXの閉鎖に伴い暗号資産市場の動向及び関連する政治的資金の流れについてもさらなる注目が集まっている。