Axis Roboticsのトークン「AXIS」は、取引開始から約1週間後に大規模な売りが出て、1日で約40%下落しました。オンチェーン調査で知られるZachXBTは、プロジェクトのチーム用マルチシグウォレットから関連アドレスへトークンが移され、そのうち一つの主体が24時間以内に約4,200万枚を売却し、約504万ドル相当のUSDCを得たと指摘しています。プロジェクト側はチームによる売却を否定し、取引は提携先によるものだと説明しましたが、資金の最終的な保有者は明らかになっていません。
上場後に7,600万枚超の移動を指摘
AXISは10月21日に取引を開始し、当初はBinanceの新興プロジェクト向け「Alpha」で取り扱われました。その後、Coinbaseと韓国の暗号資産取引所Upbitにも上場しています。ZachXBTはTelegramへの投稿で、プロジェクト関係者がチームウォレットから7,600万枚を超えるAXISを受け取ったとし、当時の評価額は1,200万ドルを上回っていたと述べました。
同氏によると、トークンの大半は分散型取引所で米ドル連動型ステーブルコインのUSDCに交換され、一部はBitgetに送られました。特に、Axisのチーム用マルチシグウォレットから約4,200万枚を受け取った主体が、トークンを6つのアドレスに分散。その後24時間以内に分散型取引所で売却し、約504万ドル相当のUSDCを得たと指摘しています。売却が進む間、AXISは約40%下落しました。
Axis Roboticsはチーム売却を否定
Axis Roboticsは、チームはトークンを売却していないと説明し、問題となった取引は取引提携先に関係するものだとしました。一方、チーム用マルチシグウォレットからの移転がどのような取り決めで行われたのか、提携先が誰なのか、売却資金が最終的にどこに帰属するのかについて、公開情報では詳しい説明が示されていません。ZachXBTはプロジェクトに対し、送金と売却の経緯をコミュニティーに説明するよう求めています。
Axis Roboticsは、ロボットの訓練に使うデータを収集する企業です。Binance Alphaで取引を開始し、その後CoinbaseとUpbitにも上場したAXISをめぐって、上場直後に大口のトークン移動と急落が起きたことで、配分や実際の流通量に関心が集まっています。現時点で示されているのは、7,600万枚超が移動したとの指摘と、そのうち約4,200万枚の売却で約504万ドル相当のUSDCが得られたとの情報です。資金の行方とプロジェクト側の説明の食い違いは、なお明らかになっていません。