Nexus Industrial REITは2026年7~9月期、純営業収益、標準化FFO、標準化AFFO、過去12カ月の調整後EBITDAがいずれも前四半期比・前年同期比で増加したと発表しました。CEO兼受託者のKelly Hanczyk氏は、改善の要因として運営実績を挙げるとともに、3つの戦略施策を進めていると説明しました。ただし、公開された電話会議の記録では、そのうち1施策の一部が明らかになったにとどまります。
純営業収益やFFO、調整後EBITDAが増加
2026年11月6日に開かれた第3四半期決算説明会には、Hanczyk氏とCFO兼秘書役のMichael Rawle氏が出席しました。経営陣によると、四半期の純営業収益に加え、標準化FFOとAFFOも前四半期比、前年同期比で増加。過去12カ月の調整後EBITDAも同様に改善しました。
これらの指標は、物件の営業収益、REITの継続的な資金創出力、債務返済に関連する収益力をそれぞれ示します。複数の指標がそろって増加したことは、当四半期の運営状況を異なる角度から把握する材料となります。
一方、電話会議の記録には各指標の具体的な金額や増加率、通期見通しは示されていません。そのため、改善の規模や各指標が業績にどの程度寄与したかは判断できません。
9月に年内3回目の投資適格債を発行
Hanczyk氏は、Nexusが9月に年内3回目となる投資適格債の発行を完了したと説明し、これを3つの戦略施策の一つに挙げました。債券発行はREITの資金調達手段ですが、記録はこの施策の説明途中で終わっており、発行額、償還期限、利率、資金使途は明らかになっていません。残る2つの施策についても、具体的な内容は示されていません。
前向きな見通しと非GAAP指標に留意を促す
Hanczyk氏は冒頭で、電話会議には信託の現時点での期待や予測を反映した将来予想に関する記述が含まれると説明しました。また、非GAAP指標についても議論するとし、関連する説明は経営陣による議論と分析(MD&A)やその他の証券関連書類で確認するよう投資家に促しました。
質疑応答にはDesjardins Securities、TD Cowen、RBC Capital Markets、Raymond James、National Bank Financialのアナリストが参加しました。ただし、公開された記録にはその後の経営陣の発言や質疑の詳細は含まれておらず、債券の発行条件や残る2つの施策、アナリストの質問内容は確認できません。