Skydanceは、Paramountとワーナー・ブラザース・ディスカバリーの統合後の広告事業を担う新たな幹部体制を発表した。今月完了した総額1100億ドルの統合に伴い、テレビ、映画、ストリーミングの各ブランドにまたがる広告事業をまとめる。広告営業や関連リソースの連携を進める一方、国際部門の組織は引き続き検討する。
人事は、最高広告収益責任者のJay Askinasiが従業員向けの社内メモで明らかにした。新体制は米国営業、広告パートナーシップ、収益オペレーション、マーケティング、製品戦略・効果測定などをカバーする。
広告事業の主要職務に6人を配置
新たな幹部チームでは、Danielle Carneyが米国営業、Jill Steinhauserが広告パートナーシップ、Christine Hongが収益オペレーションを担当する。Chris BradyはSkydance Media Labs、Ed Romaineは広告マーケティング、Evan Giamancoは製品戦略・効果測定を率いる。
Askinasiは、各責任者の役割を明確にし、管理階層を減らすとともに、担当者を現場に近づける方針を示した。広告主の企画や広告購入の進め方に沿ってチームを編成し、グループ内の知的財産やクリエイティブ資源を組み合わせる。共有データと分析を活用し、意思決定の迅速化も目指す。
Steve Ellisが運営と統合を継続担当
Steve Ellisは広告事業の最高執行責任者を続けるとともに、統合責任者を務める。2022年以来Paramountで同職を担っており、各社の広告チームを共通の組織にまとめる過程で、運営面の連携と事業統合を引き続き調整する。
国際広告事業では、Lee SearsがParamountの部門を率い続け、新たな幹部チームにも加わる。Askinasiによると、経営陣はワーナー・ブラザース・ディスカバリーの国際事業についても評価を進め、その結果を踏まえてSkydanceグループに適した組織を決める。評価の完了時期や最終体制の発表時期は示されていない。
ワーナーの広告幹部2人は第4四半期も協力
Askinasiは、ワーナー・ブラザース・ディスカバリーで広告営業・マーケティング開発担当プレジデントを務めるRyan Gouldと、広告営業・プラットフォーム収益化担当プレジデントのBobby Voltaggioに謝意を示し、両氏が第4四半期も引き続き協力すると説明した。統合後の組織で両氏が恒常的な役職に就くかどうかは、現時点で明らかになっていない。
統合後のSkydance傘下には、ParamountとParamount+、ワーナー・ブラザース、HBOとHBO Max、CBS、CNNなどが含まれる。今回の体制発表で広告事業の主要職務と担当者は示されたが、国際部門の組織は未確定だ。各ブランドのコンテンツや配信プラットフォームを、広告主向けにどう連携して販売するかが今後の焦点となる。