日本の第三大金融機関の一つであるみずほフィナンシャルグループは、今後10年間でAI(人工知能)を活用して、グループ内の約5000の事務職と管理職の関連業務を段階的に引き継ぐことを計画しており、全体の業務効率と収益性を向上させることを目指しています。みずほは2月27日の声明で、AIを十分に活用し、人材を重点業務領域にシフトすることを発表しました。
調整範囲は事務職の約3分の1に相当
みずほは、グループの核心である銀行業務と傘下の他の会社で、約1万5000の事務職が存在すると指摘しました。計画が進行すると、約3分の1の事務職の配置と業務分担に影響が及ぶと予想されています。
社内異動で対応、従業員は重点業務へ
雇用への影響を懸念する声に対し、みずほは声明で、この計画はリストラではないと強調しています。影響を受ける従業員は、社内異動を通じて他のポジションへ配置転換される予定で、人材を自動化可能な管理プロセスからより優先度の高い業務領域に移行させることを目指しています。
日本企業はAI導入を加速、銀行業界が効率と雇用のバランス探索
近年、日本の企業はAIを積極的に取り入れて業務効率を向上させています。銀行業界は同時に労働力不足の圧力に直面し、複数の機関がAIの導入を進める一方で、ポジション再配置などを通じて大規模リストラによる衝撃と不確実性を軽減しようと試みています。
世界の銀行がAI投資を拡大、コストと効率が主要テーマに
世界的に見ても、銀行業界はAI関連の投資を拡大し続けています。例えば、JPモルガン・チェースはAI技術に毎年約20億ドルを投じており、関連する投資が同程度の年間コスト削減をもたらすとしています。これにより、大型銀行がAIを生産性向上とコスト管理の重要なツールと見なしていることが浮き彫りになっています。
ポジションの代替を懸念する声に、みずほ幹部が返信:「人材はより高付加価値な仕事に移行」
「AIが仕事を奪うのか」という議論について、日本の銀行業界の幹部は最近、安心感を与えるメッセージを多く発信しています。みずほの木原正裕社長は昨年10月に、人間が価値を失うとは思わない、従業員はより高付加価値な分野に移行できる、と述べました。