
全球の新エネルギー車の成長率が今年最低を記録
7月の世界の純電動車(BEV)およびプラグインハイブリッド車(PHEV)販売数は前年同月比で21%増加し、計160万台に達しました。これは1月以来の最低の増加率で、マーケットリサーチ会社Rho Motionから明らかにされたもので、中国市場を中心に一部地域での成長率が著しく鈍化していることを反映しています。
中国市場の成長鈍化
中国は依然として世界最大の新エネルギー車市場であり、7月の販売台数は約100万台で、前年同月比12%の増加で、上半期の月平均36%の成長率を大幅に下回りました。分析家は、中国市場の鈍化の原因として、補助金政策に対する消費者の期待の変化や、季節的な需要の弱さを指摘しています。しかし、政府の補助金プログラムが8月に新たな資金を獲得したことで、業界は売上が回復することを期待しています。
欧州が逆風を乗り越えて一人勝ち 北米は穏やかに成長
中国市場の鈍化とは対照的に、7月の欧州での新エネルギー車販売数は前年同月比で48%と大幅に増加し、約39万台に達しました。主な要因は政策の補助金が続いたことと、多数の新型車が集中して発売されたことです。北米市場は穏やかな成長を維持し、前年比10%増の17万台を超えました。他の地域も好調で、前年比55%増の14万台を突破しました。
政策および市場予測の変化
Rho Motionのデータマネージャー、チャールズ・レスターは、地域間の差異は明らかであるものの、2025年の世界的な新エネルギー車の発展は依然として強力であると述べています。注目すべきなのは、アメリカが9月末に新しい電動車の購入やリースに対する税額控除を削減する計画をしているため、今後の需要が抑制される可能性がある点です。一方、中国市場は補助金の増額後に高成長を取り戻すことが予想されます。
展望と課題
7月の成長率が鈍化したものの、全体の販売は依然として二桁の成長を保っています。業界専門家は、今後数ヶ月間の動向は主要市場の政策変化、消費者の信頼、そしてサプライチェーンの安定性に左右されると予測しています。自動車メーカーにとって、競争の激しい市場で価格体系を維持しつつ、新技術やモデルの導入を加速させることが、成長を維持するための鍵となります。

