Machi Big Brother、Friend.tech買収交渉を中止
暗号資産投資家のMachi Big Brother(本名Jeffrey Huang)は、分散型ソーシャルプラットフォームFriend.techに対する100万ドルの買収提案を撤回した。提案発表から約9日以内に、Friend.techのネイティブトークンFRIENDの価格は1500%超も上昇していたが、取引成立は困難となった。Huangは、初期投資家Paradigmが取引成立の妨げとなっている可能性があると指摘している。
買収提案の経緯と投資状況
2026年8月27日にMachi Big Brotherが提示した買収提案は、Friend.techのX(旧Twitter)アカウントとウェブドメインのコントロールのみを求める内容だった。Friend.techは2023年にBaseチェーン上でサービスを開始し、個別株のトークン売買を可能とした。Paradigmは同年のシードラウンドでリード投資家を務めている。
Huangはかつて1,100万FRIENDを約5,200ETHで購入したが、その後保有資産は1,600万ドル以上の価値減少を経験。Friend.techの開発チームは2024年9月にスマートコントラクトの管理権を放棄しており、買収者が得られる権利には不確定要素が残る。FRIENDの価格は過去24時間で約5%上昇し、現在0.0069ドル(約65.9万ドルの時価総額)で推移。8月の489万ドル高値からは大幅に下回るが、90日間では382%の上昇となっている。
Robinhood Chainへの移行提案と今後の展望
買収提案撤回の際、HuangはFriend.techの共同創業者Racerに対し、プラットフォームをArbitrumベースのLayer2ネットワーク「Robinhood Chain」へ移行することを推奨し、自身も支援を表明した。Robinhood Chainは今年7月1日に稼働開始後、去中心化取引所(DEX)の取引量でイーサリアムを上回り、ミームコインの資金流入も加速している。
一方で、一部の市場関係者はミームコインの人気がRobinhoodのトークン化株の戦略に影響を及ぼす可能性を懸念している。Racerの移行に関する公式見解はまだ示されておらず、Friend.techの再起動と今後の方向性は彼の決断に委ねられている。